こんばんは
- 2016/04/01
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4月になりました!今年の桜の開花は、早い!いや遅い!いろんな予想がありましたが、結局は平年並みだったんですかね?来年4月には、ユノさんがお戻りになりますね!!あと一年!この調子で、あっという間に「おかえりなさい」のときを迎えられたらいいな♡お話がなかなか進まなくてすみません(汗)がんばって書いてます。温かい目でお見守りください・・・ではでは、お話をどうぞ~...
心の声に耳をすませて 126
- 2016/04/01
- 00:00
ユノさんの駐車スペースに車を停め、後部座席からバッグを下す。「荷物多くない?」「そう?必要な物だけ入れてきたつもりなんだけど。」「ほとんどハダカで過ごすかもしれないのに。」なっ!?思わず見てしまったユノさんがニヤケてて、からかわれたとわかっても、火照った頬はそう簡単には冷めなくて、自分の心の中にもそういう願望がなかったとは言えないし、どんな顔していいかわからなくて、うつむいて歩きだしたらうしろから...
心の声に耳をすませて 127
- 2016/04/02
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「トイレ行ってくる。」シウォンさんがちょっとふらつきながら立ち上がる。「足元気をつけろよ。」ヒチョルさんの声に、向こうを向いたまま手を振ってお店を出て行った。「シウォン、どうかしたの?」「ちょっとな。大したことないよ、心配しなくていい。」ショッピングモールで出会ったあの女性の顔が、脳裏にうっすら浮かんで消えた。「それより、連休はずっとこっちにいるのか?いるんならまた買い物つき合ってくれよ。」「ヤダ...
心の声に耳をすませて 128
- 2016/04/03
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「テミナ!なんでここがわかった?!」「住所なんて、調べればすぐにわかるよ。」そこに立っているのは確かにテミンくんなのに、ぼくが知ってるテミンくんとはまるで別人のように、怖いくらいの陰をまとっていた。「友だちってチャンミンさんだったの?」「チャンミンだけじゃない。ここにいるシウォンもヒチョルヒョンも」「ウソつき!チャンミンさんとつき合ってるんだろ?恋人だって言えよ!」「ウソじゃない、友だちだよ。」「...
失った愛を求めて 43
- 2016/04/03
- 12:00
まだグズグズしている彼女の手を引っ張って自分の部屋に連れてきて、ソファーの上で向かい合って座る。体温を感じていたいけど、並んで座ると話ができないから仕方ない。さっそく彼女はエプロンのポケットから、彼女の手のひらよりでっかい携帯を取り出してスタンバイ。こいつはなんと、打った文章を音声で読み上げてくれるという優れ物だ。「悪かった、黙ってて。」首を横に振ってから、携帯を両手で持って、両方の親指で文字を打...
心の声に耳をすませて 129
- 2016/04/04
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(危ういな)あっ?さっきヒチョルさんから意味の分からない強い思念を感じたのは、そういうことか。「ヒチョルさん!あの子、どんな子?」「どんな子って?」「性格、いや、性質!」「ああ・・・根はやさしいいい子だ。ただ強い部分ともろい部分に差がありすぎて、バランスが崩れるとあっけなく壊れちまう。たぶん家庭環境が複雑なんじゃないか?」やっぱり・・・ヒチョルさんが自覚してるかどうかわからないけど、彼は能力者だと...
心の声に耳をすませて 130
- 2016/04/05
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「テミナ、ごめんな。おれ、おまえの気持ちに気づいてやれなくて、その上誤解させるようなことしてたみたいで、ホントごめん。」「もういいよヒョン、そんなふうに謝られたらよけい惨めじゃん。」テミンくん、落ち着いたみたいでよかった。「あ~あ、絶対オトせるって思ったのにな~。ヒョン、鈍感すぎ。僕、自分から告ったのなんか生まれて初めてなんだからね!」テミンくん、言葉は強がってるけど心は泣いてる。「はは、おまえま...
心の声に耳をすませて 131
- 2016/04/06
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なんとなく動く気になれなくて、開けたワインがもったいないからって、戻ってきたユノさんにもう一度座ってもらって時間を過ごした。誰も言葉を発しない、音量を絞ったジャズが流れる店内には、ヒチョルさんが洗ったグラスを拭いて棚に片づけるわずかな物音と、ぼくかユノさんが持ち上げたグラスをカウンターに降ろすコツンという音が、やけに大きく響いていた。ユノさんは何を考えてるんだろう・・・ぼくは・・・さっきのテミンく...
心の声に耳をすませて 132
- 2016/04/07
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起きなきゃいけない時刻が決まっていない休日の朝。ユノさんのベッドで、ユノさんの腕枕で、ユノさんの温もりに包まって眠るのがすごく心地いいって再確認した朝。だからって寝起きの悪さはどうにもならなくて、目覚めから覚醒へ向かう途中のカスミの中にいた。聞こえてくるのは水音だろうか。そういえば隣で眠っているはずの人の温もりは消えている。シャワーか・・・寝返りを打ってうっすら目を開けてみる。カチリと音がしたのは...
心の声に耳をすませて 133
- 2016/04/08
- 00:00
R-18です!もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。このお話は『ホミンホミンホ』つまりどちらもアリですので、そのつもりでどうぞ。________________あれほどユノさんと繋がりたいと思っていたのに、さっきから鼓動がうるさくて変な汗がにじんでくる。「チャンミナ、大丈夫?」「うん。」うなずいてみたものの、やっぱりちょっと怖いかも。「最初に言ったけど、一般的に思われてるみたいにゲイがみんなアナルセ...