こんばんは
- 2016/09/01
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9月です!!3日には、ユノさん出演のイベントがありますね。渡韓のご予定はおありでしょうか?私はもちろん!・・・お留守番です(´;ω;`)ウゥゥいらっしゃる方は、お気をつけていってらっしゃい!さて、『心の声に耳をすませて』も残すところあとわずかです。このお話も300話近くなってしまいました。現在、ラストスパートがんばってます!次のお話も、構想は固まっていますがまたまた行き当たりばったりになるかも(;'∀')日曜正午...
心の声に耳をすませて 279
- 2016/09/01
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「あ、ユノは?いま何時?」「ユノくんは会社よ。いま、9時を回ったところ。」「なんで起こしてくれなかったの?遅刻だよ。」「ユノくんが、チャンミンは疲れてるから起こさないでくださいって。会社には欠勤届出しておくからって。」もう・・・情けない・・・「ン、ファ、ンギャ、ンギャー」「はいはい、起きたのね。おばあちゃんですよ~、いい子ね~」母さんは、言葉のわからない赤ん坊に話しかけながらオムツを外して、交換し...
心の声に耳をすませて 280
- 2016/09/02
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「ただいま、チャンミナ。」「おかえり、ユノ。」ぼくをハグしたユノさんは、ぼくの肩を抱いたままベビーベッドに直行する。「おれたちの赤ちゃんはご機嫌いかがかな?」さっき眠ったばかりの赤ちゃん、たぶんしばらくは起きない。「聞いて聞いて。今日は作ったミルク、全部飲んでくれたんだよ!それで、3時間以上眠るようになったんだ。」「そうか!よかったなあ。じゃあ、満腹になって熟睡できてるんだね。」うれしそうに、でも...
心の声に耳をすませて 281
- 2016/09/03
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赤ちゃんがウチに来て2ヶ月、生まれてから3ヶ月になろうとしている。体重は生まれたときの倍以上、身長は10cm以上伸びていて、最初はぐにゃっとしてて怖かった首が、ずいぶんしっかりしてきた。生まれてから1ヶ月は生まれた家で育てられていたから、もちろん名前もあるし出生届も出されているんだけど、ウチに来て、ぼくたちが育てられるか、本当の父親が手放せるかどうかを見極めるために、いまもまだ養子縁組の届けは出してい...
心の声に耳をすませて 282
- 2016/09/04
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「ふむ、テヤンか。シム・テヤン。うん、いい名だ。その名に恥じない子に育てなければならんな。」「はい、おじいちゃん。肝に銘じます。お父さんもどうかお力をお貸しください。」「もちろんだ、ユノくんの大きな度量とチャンミンの聡明さを兼ね備えれば、まさしくその名にふさわしい子になるに違いない。」「テヤン、テヤナ、かわいい名前ね。テヤナ~おばあちゃんとこいらっしゃ~い。」すごい猫なで声wwテヤンはこの家から出...
心の声に耳をすませて あとがき
- 2016/09/05
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いかがでしたでしょうか?みなさんに拍手やコメント、ランキングポチで、応援していただいたおかげで書ききることができました。今回の『心の声に耳をすませて』も282話と大変長くなってしまい、途中で方向を見失うこともありましたが、そんなときはユノさんとチャンミンさんががんばってくれました。テヤンくんが登場してからは、最後の『〇トロ』(意味のない伏字ww)のシーンを早く書きたくてうずうずしていましたが、書いて...
シルクとコットン
- 2016/09/06
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このお話は、ユノさんとチャンミンさんのお話です。BL色は薄目です。ストーリーの展開上、ユノさんと女性の絡みがあります。もろもろ大丈夫な方のみお読みください。__________________ファッションショーの舞台裏は、まさしく戦場だ。街を歩けばオトコどもが口笛を吹き、一夜限りでいいからお手合わせ願いたいと舌なめずりするに違いないいいオンナたちが、Tバック一枚のあられもない姿で走り回っている。おれ...
シルクとコットン 2
- 2016/09/07
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まだ、よく回らない頭で考える。あのじいちゃんが倒れて、おれに知らせが来たってことはよっぽど悪いんだろう。両親が事故で亡くなって、親代わりにおれを育ててくれたじいちゃん。気丈で、おれがデザイナーになりたいって反対されるのを覚悟で言い出したときも、一度きりの人生だから後悔のないように生きろって背中を押してくれた。こっちに来て、言葉もろくにわからないし寂しくて泣きながら電話したら、その程度の覚悟しかない...
シルクとコットン 3
- 2016/09/08
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落ち着いたらソヨンもいっしょに行くと言い張って、手早くふたり分の荷物を詰めてくれてる間に、チケットの手配と携帯の手続きをし、その日のうちにソウル行きの飛行機に乗れた。「あんたの実家ってソウルから遠いの?」「それほど遠くはないけど、田舎だからびっくりするなよ。」最初はひとりのほうがいいと思ったけど、話し相手がいて気が紛れて、ソヨンがついてきてくれてよかったと思った。ソヨンとは、同じ業界で同じ国出身で...
シルクとコットン 4
- 2016/09/09
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上目使い・・・上目使い?ん?あれ?おかしいな、どう見てもこいつのほうが背が高いのに?「おまえ、大きくなったなあ。おれよりデカいじゃん。まあ、昔から大食いだったから」チリンチリンどこかで小さな鈴の音が鳴ると、チャンミンはハッとして緊張したように見えた。「大旦那さまがお目覚めになられたようです。すぐにお会いになられますか?」「あ、ああ。」時差ボケでぼんやりしているせいか、自分が帰国した目的をすっかり忘...