ご挨拶
- 2016/11/01
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11月になりました!!ユノさんのお帰りまであと半年を切り、チャンミンさんは300日を切り、日々減っていく数字に胸が震える想いがします。先月は関西地方でTILLコンがあり、私も大阪に参戦してまいりました。ご本人不在だと言うのに、あの熱気!あの歓声!あの涙!!掛け声をかけ、ともに歌い、踊り(?)、飛び跳ねて、翌朝声が枯れていましたww今回、めずらしくトンペンチングといっしょの参戦だったので、しゃべりすぎたとい...
シルクとコットン 57
- 2016/11/01
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「おまえは他とは違うから。」うまい言葉が見つからなくてもどかしい。「どう違うの?」「かわいいとかきれいだとか思うし、笑っててほしいと思う。どう思ってるかとか、どう感じてるかとか気になるし、おまえを泣かせるヤツは許せない。」「それって、ぼくを弟だと思ってるからでしょ?」「弟にキスしたいって思うか?」「あー、それはないか。」「さっきのは初めて自分からしたいと思って、したキスなんだ。」「ウ、ウソだ!」「...
シルクとコットン 58
- 2016/11/02
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「おれ、自覚なかったけど、そのころもうおまえのこと好きだったんだと思う。昨夜あいつらが言ってたけど、子どものころから『チャンミンはおれのモノ』って本気で思ってたんだ。父さんたちが亡くなって辛かったときも、おまえがいたから寂しくはなかったし、おまえは中学生になるのが楽しみだったって言ったけど、おれだってその日を待ち望んでた。なのにおまえ、ずっとおれのこと無視してたから」「だってっ」「もうわかったよ、...
シルクとコットン 59
- 2016/11/03
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R-18です!もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。_________________気持ちを確認しあったら、もう止められなかった。二組並べて敷かれた布団の上に横倒しに転がって、互いの唇を貪り合う。チュッ、チュク、ピチャッ、ピチュッ他には何の音もない、おれたちの唇と舌が奏でる淫靡な水音だけが狭い部屋を満たしていく。「ん・・ふ・・ん・・」触れ合う唇の隙間から漏れる声。おれのなのか、チャンミンのなのか。...
シルクとコットン 60
- 2016/11/04
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R-18です!もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。_________________「ヒョン?!」横倒しになったおれを慌てたチャンミンが覗き込んでくる。「おま、痛えよ~」「や、そんな強く殴るつもりなかったんだけど。それにヒョンはテコンドー有段者だから軽く受けてくれると思って。」「テコンドーっていつの話だよ。あー、痛ってえ。」「ごめんね。」八の字眉毛を盛大に下げて、おれの腹を撫でるチャンミンの体に腕...
シルクとコットン 61
- 2016/11/05
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R-18です!もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。_________________チャンミンの、誘うように薄く開かれた唇にぶつかるようにキスをした。思い切り伸ばせば自分のあごを舐めることができるほど長い舌で、口の中を隅々まで撫で回しながら、溢れる唾液を吸い取る。愛おしい愛おしい愛おしい誰といても、誰と寝ても、一度も動かなかった心が、いまはチャンミンに向かって一直線に走り出している。唇を押しつけた...
シルクとコットン 62
- 2016/11/06
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R-18です!もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。_________________「は・・あ、ん」控えめに漏れ出す声が次第に大きくなって、ソレの先がこぼす涙を舌先で拭ったら叫び声を上げた。「ヤッ!」イヤ?いまイヤって言ったか?「どうした?」「あ、あの、」なんだ、噛まれたことでもあるのか?「は、初めて、だから・・」はあ~?あ、いつ!ヤらせるだけヤるだけだったんだ!殴りてえ~!!「ダイジョブ、おれが...
シルクとコットン 63
- 2016/11/07
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眠りから浮上する意識の中で、愛おしい温もりを求めて手を前に差し出したのに、探っても探っても目的の物に手が届かない。「あれ?」薄目を開けてみたら、目の前の布団はすでに畳まれていて、愛おしい丸い頭は消えていた。「なんだ、つまんねえ。」確か寝起きが悪くて、目覚めてから起き上がるまで結構な時間がかかるヤツだったと思ったけど、もう違うのか?生まれて初めて、シた余韻の気怠い朝の布団の中でイチャイチャしようと思...
シルクとコットン 64
- 2016/11/08
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「あれ?」ソン医院の玄関は鍵がかかっていて、ふたりして戸惑っていたら、後ろから女性の声が聞こえた。「あら、チャンミンくん。」「あ、奥さん。」あのときは暗かったし、はっきりとは覚えていないけど、じいちゃんの点滴を貰いにきたときに会った人だと思う。買い物かごを片手で提げて、いま帰ってきたところだといういで立ちだった。「診療費をお支払いに伺ったんですけど。」「そんなのいつでもよかったのに。どうぞ、奥へ入...
シルクとコットン 65
- 2016/11/09
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「チャンミンはおれの・・で、だからチャンミンの家はウチで、」「ヒョン、落ちついて。」掴みかかる勢いで先生のほうに乗り出してた体をチャンミンにそっと引き寄せられて、我に返った。先生のびっくりした顔を見て、しまったと思う。でも、チャンミンが他所へ行くなんて考えられない。「そうか、チャンミンくんはずっとチョンさんのところで育ったんだったね。だから家族みたいなものなのか。」『家族』か・・・ある意味勘違いで...