ご挨拶
- 2017/10/01
- 00:00
10月になりました!秋真っ盛りですね♡私が住む地方では朝晩の気温が下がったので、敷布団の下にマットレスを敷きました(和室に敷布団、純和風の暮らしですww)秋と言えば相変わらず『食欲の秋』しか思い浮かばない私ですが、今年は控えないとね!←だって、来月には日本ツアーが始まりますよ。もしかしたら今月後半には来てくださるかも♡チケットのご用意はお済みですか?私は自力では一枚しかゲットできませんでしたが、心優し...
指先の記憶 11
- 2017/10/01
- 12:00
いままでイトゥク部長が座っていた椅子に、アイツが脚を組んで座り、肘掛けに両肘を乗せて顎の前で指を浅く組んでいる。 おれよりふたつ下ってことはこの中で一番年下のはずなのに、一番風格があるのはさすがと言うべきか。 それに、秘書だと言ったチョ・ギュヒョンにも見覚えがあるから、学生時代からの友人だろう。 そいつはいま、チャンミンのとなりに立っておれたちと相対している。 「みなさんの働きぶりは聞き知って...
命綱 22
- 2017/10/01
- 23:00
あいつ、何を言おうとしてたんだろう?考え出すと止まらなくて、胸の中がザワザワする。おれがあいつに抱いてる感情はバレてないはず。おれのダンスを見て、ウチでの仕事をしたくなくなった、とか?いやいや、パン食ってたときのうれしそうな顔からして、それはない、よな。だとしたら、何だ?コンコンコン事務室のドアをノックする控えめな音で我に返って、慌てて返事した。「ユノさん、作業終わりました。」「ああ、ご苦労さん。...
命綱 23
- 2017/10/02
- 23:00
すみません、うっかりしてましたら総拍手数が60000に近づいています!!ついこの間50000のキリ番踏んでくださった方のリクエストにお応えさせていただいた(うわっ生意気ww)だけだと思っておりましたのに、もう次が近いなんて、本当にみなさまがたのおかげです♡♡♡キリ番踏んでくださった方、よろしければ教えてくださいね。私からの熱い愛を!え?いらない?そうおっしゃらずに。リクエストをいただけましたら、誠心誠意お応え...
命綱 24
- 2017/10/03
- 23:00
あいつ、チャンミンがおれのステージに感動したと言ってくれた。いままでだって、ダンサーとして自分のステージをプライドを持って務めてきたつもりだし、ストリップだからって恥ずかしいと思ったことはない。ただ、おれにとっては魂の置き場所であるステージ上で欲情してしまったことが、それをその対象であるチャンミンに見られてしまったことが、顔を合わせるのがイヤなほど恥ずかしかっただけだ。けど、チャンミンはおれの変化...
命綱 25
- 2017/10/04
- 23:00
総拍手数が無事に60000を越えております!!たぶん、今朝7時台にポチしてくださった方だと思うのですが。まだご連絡いただいてないので、よろしければ鍵コメでもいただければうれしいです♡いつも拍手してくださるみなさま!本当にありがとうございます♡♡♡♡♡________________月末、昼席が終わるより前にチャンミンはやってきた。「なんだ、早いな。」「はい!なんだかじっとしてられなくて。」見るからに興奮気味...
命綱 26
- 2017/10/05
- 23:00
「悪いな、さっさと食っちまうから。」照れ隠しにメシに逃げ込むつもりだったのに、チャンミンは放っておいてはくれない。「いえ、ゆっくり召し上がってください。」召し上がれるほどのメシじゃないけど。「なんか、おいしそうですね。」ドンブリ飯の上におかずが5種類ほど乗ってる、ピビンパみたいなもんだけど、毎日乗ってる具が違う。それと、日替わりスープ。「そうか?だいたい毎日こんなだから、飽きてくるけどな。」「いい...
命綱 27
- 2017/10/06
- 23:00
食い終わった食器を提げてチャンミンといっしょに事務室を出たけど、踊り子たちはまだ食事中で、先におれの打ち合わせをすることになった。「おれとしてはいつのどおりのイメージなんだけどな、今回思い切ってポールダンスをやめてみようかと思ってるんだ。」「え?」当惑顔のチャンミンを促してステージの真ん中の半円形のせり出しの下まで来た。「このポールは可動式で下に収納することができるんだよ。立ち位置としてはポールの...
命綱 28
- 2017/10/07
- 23:00
翌朝、いつもの時刻に通用口に向かうと、外にはすでにチャンミンが立っていた。「悪い、待たせたな。」「いえ、いま来たところです。」デートに遅刻したときみたいなやり取りに、思わず緩みそうになる口元を引き締めて鍵を開け、先にたって灯りをつけながら劇場の後ろまで歩き、チャンミンを振り返る。「じゃあ、よろしく。」「はい。あ、ユノさん。あとでデモ見てもらえますか?」「いや、いいよ。おまえの自信作、楽しみにしてる...
指先の記憶 12
- 2017/10/08
- 12:00
3人揃って頭を下げ、本部長室をあとにする。 最後に出たおれが、もう一度頭を下げてドアを閉めたとたんヒチョリヒョンが腕を掴んだ。 「ちょっと行こう。」 右手の人差し指と中指でタバコを挟む仕草をして、おれに意味ありげな視線をよこす。 「けど、」 「あとはトゥギヒョンに任せたから。」 ドンへたちの不安げな視線が気になったけど、トゥギヒョンもうなずくから、ヒチョルヒョンのうしろをついていった。 「...