ご挨拶
- 2019/12/01
- 00:00
12月になりました!!!今年の夏は早くから暑くなり、残暑が厳しくいつまでも暑いと思っていたら、いきなり寒くなりましたね。あちこちから雪の便りが届いていますが、時期的には平年並みなんでしょうか。でもね、いきなりの気温変化は体に応えます。先日まで入院していた身としては特に。いや、歯を抜いただけですがwwwおかげさまで、術前に聞かされていたよりもずっと治りが早く、通院も週2回程度と言われていたのが2週間に...
シルクとコットン 246
- 2019/12/01
- 23:00
「ちゃんと干せただろ?」「んー、50点、いや初めてだからおまけして70点かな。」「え~」「シーツは物干し竿から降ろすときに簡単にでいいから畳んで。ああやって抱えてきたらシワだらけになるから。」「あー、なるほど。」確かに、せっかく干すときにがんばって広げたのにシワがよっちゃってる。よし、明日からそうしよう。「それと母さんのは、、えっと、まあいいや。」ん?「何だよ、言えよ。」ベッドに腰かけて、洗濯物を畳ん...
シルクとコットン 247
- 2019/12/02
- 23:00
食堂に戻って、3人で昼飯を食べた。「この時間まで仕事だったのか?」「うん。月曜日とか祭日の次の日とかって患者さん多いんだ。連休前後はもっと多いよ。」「休み明けはみんな体調悪くなるのか?」「そういうわけじゃないんだろうけど、不安、なのかな。」「そういうもん?」「たぶんね。それと綿作りが広まっておじいちゃんたちが忙しくなってからは、雨の日も多くなった。」「雨の日?ああ、農作業ができないからか。」「そう...
シルクとコットン 248
- 2019/12/03
- 23:00
夕方の診療の準備があるから、そろそろ出勤するというチャンミンといっしょに家を出る。役所の出張所はソン医院からまだ1kmばかり向こうだ。「なあチャンミン、もしかしたら家や土地を担保にしないといけなくなるかもしれないけど、いいか?」「いいも何も、全部ユノの物なんだし、ぼくがとやかく言えることじゃないよ。それに、」「うん。」「ユノは従業員のみんなを路頭に迷わせるような、無茶なことはしないって信じてる。」「...
シルクとコットン 第二部あとがき
- 2019/12/04
- 23:00
お願い、石は投げないで~~~~突然終わってしまった『シルクとコットン』いつものことだと諦めてください(;^ω^)途中のどこか(←)で書きましたが、元々第二部はパリのおふたりを書くだけのつもりで始めました。ところがユノさんが張り切って突っ走り始めたものだから帰国後まで続いてしまい。どこまで書けばいいのか、エンディング迷子になってました(笑)叔母さんのお店を借りて支店を出す。そのお店をオーガニックコットンの...
まちぶせ
- 2019/12/05
- 23:00
このお話は、いつも読みに来てくださってコメントを書いてくださるm〇〇〇〇〇ー〇〇さんのリクエストです。東方神起のおふたりがNHKの『うたコン』に出演されたとき、いっしょに出演されていた石川ひとみさんが歌われた『まちぶせ』。私の世代はリアルタイムであの歌を聞いていました。この歌の世界観をユノさんとチャンミンさんのおふたりに置き換えたらどうなるか。m〇〇〇〇〇ー〇〇さんの妄想を文字に変換させていただきま...
まちぶせ 2
- 2019/12/06
- 23:00
「へえ、ユノヒョン、もしかしてデート?」「うるさいよドンペロ、ジャマするな。」「え~、いいじゃん。俺、ドンへっていいます。ユノヒョンの親友。」「誰が親友だって?ww」ユノヒョンは口では嫌がるようなこと言ってるけど、すごくいい笑顔でドンへヒョンのために自分が奥にずれて席を譲った。ちょ、ちょっと待って。ドンへヒョンがユノヒョンのとなりってことは、ぼくに彼女のとなりに座れってこと?!勘弁してほしい。なん...
まちぶせ 3
- 2019/12/07
- 23:00
ドンへヒョンだって彼女とは何度も会ってて知ってるはずだけど、わからなかったのもムリはない。ぼくだって一瞬誰だかわからなかったんだから。ぼくが知ってる彼女、キム・ボギョンは、醜いわけではないけど美人でもかわいくもない、とてもおとなしくてあまり笑わない子だ。だけどいま、ぼくのとなりに、いや、ユノヒョンの向かいに座っている彼女は、頬を薄桃色に染めて恥ずかし気に微笑む、もしかしたらメイクしてるんじゃないか...
まちぶせ 4
- 2019/12/08
- 23:00
それからのぼくは、頭の中に霧がかかったようにぼんやりして、ずっと何かを考えているようで、実際は何も考えてないような状態だった。「ああ、おれそろそろ行かなきゃ。バイトの時間なんだ。」突然鳴り出した携帯のアラームを慌てて止めたユノヒョンが、申し訳なさそうにボギョンを見る。「ううん、忙しいのに私のために時間作ってくれてありがとう。」私のため?時間作った?「送っていけなくてごめんな。そうだチャンミン、おま...
まちぶせ 5
- 2019/12/09
- 23:00
「おはようございます。」「おはようございます。」ぼくが家の前に出ると、ボギョンとボギョンのお母さんが待っている。ぼくの家とボギョンの家はとなり同士。バス通りから来ると、ボギョンの家の前を通り越してぼくの家がある。だから本来なら、ボギョンは自分ちの前で待っててくれればいいんだけど。それでもそれはここ何年も続いている朝の日課だ。だけど今朝はぼくもボギョンもぎこちなく、顔を合わせることができなかった。「...