ご挨拶
- 2022/03/01
- 00:00

なんと!!2月が終わってしまいました(;^_^A アセアセ・・・年々、時の流れが速くなるとは思っていましたが、このひと月は特別速かったように思います。ユノさんのお誕生日ユノさんのソロミニアルバム『君は先へ行く』発売(私の誕生日)←チャンミンさんのお誕生日うれしいイベントが目白押しだったからかもしれません。それに合わせて、ここだけじゃなくアメブロにもお話を書いていたことも原因かもしれません。個人的には初孫の写...
白衣の天使は今夜も眠れない 94
- 2022/03/01
- 23:00

「もしかしたらもう気づいてるかもしれないけど、俺、ジョンスと、パク・ジョンス先生と付き合ってるから。」へ?思わずユノと顔を見合わせて、次の瞬間にはふたりとも歓声を上げ、拍手していた。「おめでとう、ヒニム。」「よかったね、ヒョン。」「はは、改めて言うようなことでもないんだけどな。ミノ先生たちがおまえたちに報告したって言うから、一応耳に入れとこうと思って。」ヒニムの照れ笑いなんて初めて見たかも。「いや...
白衣の天使は今夜も眠れない 95
- 2022/03/02
- 23:00

「学生時代に付き合ってたんだよ、俺たち。けど、」やっぱり、何かあったんだ。「あいつはとにかくマジメで、俺はこんなだろ?」ヒニムの言う「こんな」がどんなだかはよくわからないけど。「あいつと付き合ってても女の子たちと遊びに行ったり、友だちと飲みに行ったりしてたわけよ。」あー、わかる気がする。「それでケンカになってしばらく口きかなかったり、いろいろあったんだけどなんとなく続いてたんだな。」「ずっと?」「...
白衣の天使は今夜も眠れない 96
- 2022/03/03
- 23:00

それから三人、いやほとんど二人で、ワインを一本だけ空けて。学生時代の思い出話から病院のこれからのことまで、いろいろ話せて有意義な時間を過ごせた。いつまででも話してられそうだったけど、ユノが眠そうな顔になってきたのをヒニムが気づいて帰っていった。そういえばぼくも明日は診察に入らなきゃいけないんだった。ユノには先にシャワーを浴びてもらって、使った食器類はざっと洗うだけにした。診察が終わったら、救急セン...
白衣の天使は今夜も眠れない 97
- 2022/03/04
- 23:00

開院から二年が経ち、病院経営はみんなのおかげで順調だ。最近は特にスポーツ選手の来院が増えている。ぼくとユノとが医師への道を目指したきっかけになったスポーツ医学。ぼくは父さんが得意としていた分野だったからだけど、ユノは自身が故障でサッカー選手になる夢を絶たれたからだ。キム・ヒチョル先生も父さんの下でスポーツ医学を勉強していたこともあり、三人でスポーツ科を作って。午前中は一般患者を、午後からはスポーツ...
白衣の天使は今夜も眠れない 98
- 2022/03/05
- 23:00

「ねえキュヒョン、シウォン先生とはどうなってるの?」「どうって?」「付き合ってるんだろ?」「んー、しつこいから付き合ってあげてる。」付き合って『あげてる』ってww「ずいぶん偉そうだなww」「だって本当のことだもん。シウォン先生は僕に首ったけだけど僕はそれほどでもないし。」それほどでもない、ってことは、、、「ちょっとは好き、ってことだね。」うっ、キュヒョンは痛いところを突かれたように一瞬息を飲み、わ...
白衣の天使は今夜も眠れない あとがき
- 2022/03/06
- 23:00

ははは(;^_^A例によって例のごとく、突然の「完」でした。実は96話で一度「完」と書いたんですが、シウォン先生とキュヒョン先生のことを書いてないと思い出して2話追加となりました。今回このお話に出てきたエピソードのいくつかは実話です。仮眠室のベッドに裸の女性がいた話は、40年ほど前に私の従兄が経験したことでした。従兄は医療従事者ではなく事務職でしたが、従兄の義兄が経営する病院で宿直をしていて、、、その女性は...
ナイトラブ
- 2022/03/07
- 23:00

すみません、今日からアメーバブログで書いていた『ストロベリーナイト』を転載する予定でしたが、第一部の『ナイトラブ』をまだお読みでない方がいらっしゃるかもしれないのでそちらから転載します。全部40話(1話2話が長かったので分けてあります)あるので一日2話ずつ上げていきます。よろしくお願いします。____________早朝に光州から車で来て、得意先を三軒回り、夜遅くにやっとホテルに着いた。いまどきはほ...
ナイトラブ 2
- 2022/03/07
- 23:01

「206号室のチョン様ですね?」 「はい。」 「お待ちしておりました。どうぞこちらへ。」 少し小柄で恐ろしく美しい人が案内してくれた先はバーカウンターで。 カウンターの向こう側は全面ガラス張りになっていて、フロントの男性が自慢していたのが納得できる眺めだった。 「キレイですね。」 「ええ、これが当ホテルの自慢です。」 案内してくれた美しい人が笑顔でメニューを開いて差し出してくれた。 「えっと、酒より先に何か...
ナイトラブ 3
- 2022/03/08
- 23:00

おれは、自分ではわからないけど、人より口が小さいらしく、よくある四角いクラッカーはひと口では食べられない。だからかじって食べようとすると、上に乗ってる具が落ちたり、粉々に割れて破片があちこちに散らばったりするんだけど。ここのクラッカーはサイズが小さくて、乗ってる具もちょうどいい感じの盛り上がり方だから、親指と人差し指でつまんで口に入れると、おれの口に合わせたようにきれいに入った。「ん、んまい。」「...