ご挨拶
- 2022/07/01
- 00:00

7月になりました!!4月27日に2年3か月ぶりに来日してくれてから約二か月。途中で一度一週間ほど帰国されましたが、同じ日本に存在してくれているだけでしあわせでした。その間、ビギイベツアーとエアタッチ会。雑誌が発売され、帰国後に放送されるテレビ番組の準備もしてくれてありました。ビギイベのトークで、おふたりでゴルフに行った。そのせいで日焼けした。ユノさんは半袖を着ていってしまったからくっきり日焼けあとが...
肌色の宝物 56
- 2022/07/01
- 23:00

「さっきはごめん、おれ、舞い上がっちゃってチャンミンにまで恥ずかしい思いさせちゃったね。」「い、いえ、そんなこと、、」あれからスヨンは、帰りに寄るところがあるからとさっさと帰ってしまい。スジョンさんと先輩さんたちはお茶を飲みながらおしゃべりするからいっしょにどうかと誘われたけど、ユノさんが明日仕事だから帰ると言って。車が走り出してすぐにユノさんに謝られたけど、ぼくはまだ頭が上手く回っていないのか。...
肌色の宝物 57
- 2022/07/02
- 23:00

「だ、だってユノさんみたいなステキな人がぼくを、なんて思わなかったから!だから一生懸命ガマンしてきたのにっ!」「ガマンって、、チャンミン、、」「ユノさん、、」見つめ合っていたのはほんの少しの間だったのかもしれない。だけどぼくにとってはものすごく長い時間に思えた。ユノさんの表情は戸惑いからためらい、そしてふにゃりと泣き笑いみたいになって。それから真剣な顔をしたユノさんが近づいてきて、、、ぼくは初めて...
肌色の宝物 58
- 2022/07/03
- 23:00

なんとみなさま!この間総拍手数30万回を突破したところなのに、もう31万回を超えております!!!総数と今日の数字を見ると、昨夜読みに来てくださった方だと思います。心から感謝申し上げます♡__________ユノさんにその話をするとめちゃくちゃ喜んでくれて、自分はいつでもいいからウチの両親の都合を訊いといてと言ってくれた。ユノさんはユノさんで、専務のシウォンさんにバレてからかわれているそうだ。『おれって...
肌色の宝物 59
- 2022/07/04
- 23:00

金曜日の夜から日曜日の夜まではふたりの時間にできるんだけど・・・ぼくたちはまだその一歩を踏み出せていない。ぼくの部屋は学生用の安アパートだし、ユノさんの部屋は会社の寮だ。ホテルを利用することはできるけど、なんだかヤル気満々な感じがしてお互い言い出せないでいる。ときどきユノさんの車で出かけたひとけのない場所で抱き合ってキスして、、、最期にはふたりとも理性が働いて最後までは至っていない。だって、ユノさ...
肌色の宝物 60
- 2022/07/05
- 23:00

「本日はお招きいただいてありがとうございます。これ、みなさんで召し上がってください。」お手本のような挨拶をしたユノさんに、母さんの目はすでに♡♡になっている。我が家のダイニングテーブルは6人用だけど、5人家族だから物置になっていた椅子も今日は出番があるようだ。家長の席に父さん、いままでぼくが座っていた席にユノさんが。ぼくはユノさんのとなりに座り、ユノさんの正面に母さんが。ぼくの前にはスヨンがいて、ヒ...
肌色の宝物 61
- 2022/07/06
- 23:00

「ぼく、マンション買おうかな。」ぼくの実家から家に送ってもらう車の中で唐突に頭に浮かんだ考えを口に出してみた。「わっ、おれも同じこと考えてた。」「え、ホント?」「うん。チャンミンのご家族に受け入れてもらえたし、次のステップに進んでもいいかな、って。」正直ぼくも同じことを考えていたんだけど、はっきり言葉にされてしまったからついユノさんの横顔を見つめてしまった。言葉も声も落ち着いているように聞こえたの...
肌色の宝物 62
- 2022/07/07
- 23:00

車の中とはいえそこが道端だと思い出し、離れてからふたり照れ笑いした。そのあとしばらく盛り上がって、どの辺りに住むのがいいか、どんな部屋がいいか話し合った結果、スジョンさんのお店の近くがいいんじゃないかという話になって。ユノさんは仕事があるから、ぼくが不動産屋さんに行ってみることにした。だけど・・・ふたりで住むにはファミリー向けの部屋が必要だから、そういう部屋を探していると言うと、結婚するのかと訊か...
肌色の宝物 63
- 2022/07/08
- 23:00

「疲れたときは甘いもの食べるといいよ。」「ああ、はい。」シンドンさんがにこやかにおススメしてくれたけど、ぼくは愛想笑いするしかない。「チャンミンさんは甘いものが苦手なんだよ。」「あ、そうなんだ。それは残念。でもあんまり甘くないのも作れるよ?あ、それかそろそろランチタイムだから何か食べる?」そう言われて思い出した。今朝は食べるものがなくてコーヒー一杯飲んだだけだった。っていうか昨日お昼に実家でいわゆ...
肌色の宝物 64
- 2022/07/09
- 23:00

「チャンミン、ここにいたんだ。」「え、ええ。ユノさんはどうして?」「うん、この近くの会社に営業に来たんだ。明日行くつもりだったんだけど、チャンミンが今日こっちに来るって言ってたから。」「あ、ぼくに合わせてくれたの?ごめんね。」「ううん、ホントならいっしょに行かなきゃいけないのに。」「まあまあユノヤ、座って落ち着けよ。」「あ、うん。」ユノさんはぼくのとなりに腰を下ろし、ひとつ向こう側の椅子にビジネス...