シルクとコットン 391
- 2021/02/19
- 23:00

スホが遠慮がちにミンソプに声をかけた。
「あの、もしウチのお店の悪口書いてるの見つけたら、どうしたらいいですか?」
「そうだな、、先ず直接絡むのだけはやめてほしい。『通報』ってシステムがあるときはやっといて。それと、アカウントをメモするか、、いいや、俺の連絡先教えとくからそこへコピペして送ってくれたらいいよ。」
「はい、わかりました。」
「直接お客さんから聞かれたら、なんて答えたらいいですか?」
「『そうなんですか?へえ~』ってとぼければいいんじゃない?」
叔母さん、ミノにそんな芸当できないだろうww
案の定ミノは困り顔だ。
「あー、あんまりマジに否定するのもおかしいしな。」
「そう、ですね。じゃあ、『そんなことないと思いますよ。』くらいならいいですか?」
ミノの性格ならどうしても否定したいんだろうな。
「どう思う、ミンソプ?」
「ああ、それくらいならいいんじゃないか?けど強く言いすぎないようにね。こういう話は否定すればするほど誤解されるから。」
「あ、、はい、気を付けます。」
おれとミンソプが言いたかったことは伝わったようだ。
さっさと食べて片づけてるところへトゥギヒョンがおれを呼びに来た。
「ご新規さんなんだけど、セレブっぽいんだ。」
おれは慌てて洗面所で口をゆすいで身だしなみを整えてから店に出て行った。
確かにいままで来てくれたことのないお客さんが3人、物珍し気にあちこち眺めている。
けどどこかで見たような気がする人たちだ。
「あ、ユノ先生。先日のパーティーでご挨拶させていただいたんですけど、覚えてくださってます?」
ああ、なるほど。
マダムリーに挨拶に来ていた、少し後ろの席の人たちだな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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